行書の基本 ④ハネた先には必ず次の点画がある

 

こんにちは(^_^)
個人が教えるペン字通信講座/
葉雨ペン字通信レッスンです。

 

今日の関東は良いお天気に
なりました(^_^)

こんな天気が続くと
うれしいですね。

 

今日は行書のハネについてです。

ハネといっても、
行書特有の点画の連続、
変形、省略されたときに
できるハネです。

難しく考えずに
「収筆がハネている所」
として見ていきたいと思います。
 

楷書では書き終わりを
きちんと止めますが、

行書では書き終わりを
ハネることがよくあります。

 

 

「良い例」を見ていただくと
分かると思いますが。

収筆をハネるときに大切なのは

「次の点画の起筆に向けてハネる」
ことです。

つまり、ハネた先には
必ず次の点画の起筆がなければ
いけません。

 

「悪い例」では、

ハネた先が次の点画の起筆に
向かっていません。

とりあえずハネているので
行書っぽくはなっていますが、

まとまりのない字になっています。

 

写真の「味」や「秒」など
偏と旁からなる字では

偏の書き終わりは
旁の書き出しに向かわなければ
いけませんが、

添削をしていると
旁の書き出しに向かっていない
ことがとても多いです。

 

私もそうでしたが、

行書を習い始めの頃は
形を真似するのに精一杯で

「ハネた先はどこに向かうのか」

なんて全く考えていませんでした(^_^;)

 

でも、行書を書く上では
とても大切なことなので

知っているだけでも
だいぶ違うと思います。

 

字は書き出しから
書き終わりまで
つながっているもの
だと思うので、

「つながり」を意識しながら
ハネて見てください(^_^)