「活字は正方形に収まるようにデザインされている」とは

  

こんにちは(^_^)
個人が教えるペン字通信講座/
葉雨ペン字通信レッスンです。

ペン字や書道に興味がある方は、

「活字は正方形に収まるように
デザインされている」

ということばを聞いたことが
あると思います。

私もよく使う言葉です(^_^)

手書き文字は
正方形にデザインされている
活字とは違って、

縦長、横長、三角形・・・など、
それぞれ外形に特徴があります。

この外形の特徴をはっきり
表現することが手書き文字の
美しさにつながるわけです。

では

「活字は正方形に収まるように
デザインされている」

とはどういうことなのか、
今日は分かりやすくお伝えして
みようと思います。

私は以前、
「字を書くことが好きだから」
という理由で

編集プロダクションで校正の仕事
(原稿などの誤字脱字を手書きでなおす仕事)
をしていたことがあります。

そのとき、文字の大きさを確認するために
「印刷文字スケール」
というものを使っていました。

透明のペラペラしたもので、
下に白い紙を置いて写真を撮ると

  


  

こんな感じです。

「ポイント」や「級」というのは
文字の大きさの単位です。

試しにワードで24ポイントの文字を
印刷してスケールをあててみました。

  

  

「葉雨ペン字通信レッスン」という文字が
ぴったり正方形の四角に収まっているのが
分かりますか?

分かりやすくするために
漢字を沢山印刷してみると、

  

  

こんな感じです。

画数の多い漢字はわずかに
正方形の枠からはみでていますが、

きれいに文字が収まっています。

  

これはひらがなの場合でも、
カタカナの場合でも、
ぴたっと、正方形に収まります。

  

  

こんなにきれいに収まると、
見ていて気持ちがいいものですね(^_^)

この、規則正しく文字が並んでいる所が
活字の良さである「読みやすさ」
にもつながるんだと思います。

「活字は正方形に収まるように
デザインされている」

という言葉があったら、
これらの写真をイメージ
していただくと良いと思います(^_^)