トメ、ハネ、ハライ 2

 トメ、ハネ、ハライについての続きです😀 トメ、ハネ、ハライは、終筆のほんのわずかな違いですが、字を教える側の人はどうしても考えなければいけない問題(?)です。

 例えばAというお手本の長い縦画はすべて「トメ」になっています。このお手本を見ながら生徒さんがBのように縦画を抜いて書いたとします。この場合どう添削するのか。

 トメの練習だとしたら「止めましょう」としますが、そうでなければ「中」と「川」については抜く書き方もありますので、Bの書き方でも「○」とします。ですが、木偏の縦画はトメまたはハネで書くことが習慣になっていますので、「杉」は「×」として、「トメるかハネましょう」と入朱します(あくまで私の場合です)。

 今回の例は簡単だと思いますが、生徒さんがお手本と違う書き方をした場合、「その書き方も正しいのか」「実用ペン字の範囲内か」を考えなければいけません。字には色々な書き方がありますが、実用ペン字では手書きの習慣からあまりにそれてしまうといけないので、色々と考えさせられます。

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